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【2025年版】GBAホラー・サスペンス系ゲームおすすめTOP10|小さな画面で味わう恐怖と心理戦

※この記事には一部PRを含みます。

GBA時代、ホラーやサスペンスといえば据え置き機の独壇場と思われがちですが、
実はアドバンスにも“静かに怖い”“不気味に引き込まれる”名作が多数存在しました。

小さな画面に閉じ込められた恐怖は、むしろ想像力を刺激し、
プレイヤーの記憶に深く残るそんな「携帯機ホラー黄金期」の作品たちを厳選。

本記事では、GBA専用タイトルの中からホラー・サスペンス要素を強く持つおすすめ10本を紹介します。
そこまでこわくないよ!

第1位:リヴィエラ ~約束の地リヴィエラ~

(2002年/スティング)

死後の世界を舞台にしたファンタジーRPG。
明るいビジュアルの裏に、輪廻・死神・自己犠牲といった重いテーマを抱えています。
静かなBGMと、淡々と進む演出が心理的ホラーに近い没入感を与え、
GBAの「沈黙の恐怖」を象徴する1作です。

第2位:真・女神転生 デビルチルドレン ~光の書/闇の書~

(2003年/アトラス)

子ども向けRPGの皮をかぶったダークファンタジー。
“悪魔と契約”“人間の罪”といったテーマを正面から描き、宗教的な不気味さが漂います。
終盤の展開は倫理的にも重く、「子供用メガテン」の名を超えた精神的サスペンスとして評価されています。

第3位:サモンナイト クラフトソード物語

(2003年/バンプレスト)

明るい外見のアクションRPGながら、ストーリーは精霊との契約・裏切り・喪失など、
心理的な葛藤が中心。
会話劇のテンポや人物の動機描写が深く、
“表は友情、裏は倫理と孤独”という二面性がサスペンス的な緊張を作ります。

第4位:LUNAR LEGEND(ルナ・レジェンド)

(2002年/ゲームアーツ)

GBA版として再構築された『ルナ』は、オリジナルとは異なりやや重い演出が際立ちます。
人間の裏切り、運命の暴走、記憶喪失などを主軸にしたストーリーが、
純愛と破滅を行き来する幻想サスペンスRPGへと変化。

第5位:ナポレオン

(2001年/任天堂)

史実ベースの戦略ゲームですが、
霧に包まれた戦場、悪霊軍の襲撃、仲間の消失など、
超常現象的な演出が多く、不気味な戦記ファンタジーに仕上がっています。
BGMも静かで不穏。じわじわと緊張が高まる異色タイトル。

第6位:シャイニングソウルII

(2003年/セガ)

シリーズの中でも特に「闇」「腐敗」「廃墟」をテーマにしたアートが目立つ。
GBAのドット表現で描かれる墓地・洞窟・荒廃都市は、
まるでファンタジーに潜むデスサスペンスのような雰囲気を醸します。
戦闘と探索の合間に漂う静寂が印象的。

第7位:ボクらの太陽

(2003年/コナミ)

太陽光を利用して吸血鬼を倒す“実験的ホラーアクション”。
カートリッジに光センサーを内蔵しており、実際に太陽光を集めて戦うという斬新な仕組み。
物語は吸血鬼伝説×終末世界で、BGMもどこか不気味。
「明るさ=命」「暗闇=死」という概念を体感できる唯一無二のホラー体験。

第8位:ボクらの太陽 続・ボクらの太陽 ~太陽少年ジャンゴ~

(2004年/コナミ)

前作より物語がシリアス化し、死者の魂や“闇の太陽”など、
よりダークなテーマに踏み込んだ続編。
吸血鬼との因縁や、太陽の失われた世界という舞台が、
終末的ホラーサスペンスを感じさせます。

第9位:ミスタードリラー2

(2001年/ナムコ)

カラフルな外見に反して、
酸素切れや圧死といった“死と隣り合わせのパズル性”が恐怖を生む。
地底の静けさとプレイヤーの焦燥感が組み合わさり、
精神的サスペンスとしての緊張感が光る隠れた名作。

第10位:ロックマンエグゼ4.5 リアルオペレーション

(2004年/カプコン)

プレイヤーがAIナビの管理者として現実時間で交流する異色作。
人工知能の自我やシステム異常、時間連動イベントなど、
テクノロジー系サスペンスの先駆け的存在。
明るいシリーズの中で最も“静かな恐怖”を感じる一本。

GBAホラー・サスペンス系ゲームおすすめTOP10一覧表

順位タイトル発売年メーカー特徴
1リヴィエラ ~約束の地リヴィエラ~2002年スティング死と輪廻を描く心理ホラーRPG。
2真・女神転生 デビルチルドレン 光の書/闇の書2003年アトラス宗教的テーマが不気味なダーク作品。
3サモンナイト クラフトソード物語2003年バンプレスト精霊契約をめぐる心理サスペンスRPG。
4LUNAR LEGEND2002年ゲームアーツ幻想的で悲劇的なサスペンスファンタジー。
5ナポレオン2001年任天堂静寂と霧が支配する不気味な戦場劇。
6シャイニングソウルII2003年セガ廃墟探索が恐怖を呼ぶダークアクション。
7ボクらの太陽2003年コナミ太陽光センサーを活かした吸血鬼ホラー。
8続・ボクらの太陽 ~太陽少年ジャンゴ~2004年コナミ闇と死をテーマにした終末的続編。
9ミスタードリラー22001年ナムコ酸欠の恐怖を描く心理的パズル。
10ロックマンエグゼ4.5 リアルオペレーション2004年カプコンAIと現実を結ぶテクノロジーサスペンス。

まとめ

GBAというハードは、今振り返ると「明るい携帯機」という印象が強いかもしれません。
しかし、その裏側では、
音・静寂・ドットの影・淡い演出といった、派手さとは真逆の要素を活かして、
“プレイヤーの想像力に訴えるホラー”を実現していました。

『ボクらの太陽』シリーズは、太陽光センサーという実験的な仕掛けを用い、
「光」と「闇」という対立構造を物理的に感じさせたホラー体験でした。
ホラーゲームなのに日中プレイを推奨するという発想は、まさにGBA世代特有の逆転アイデアです。

一方で、『リヴィエラ』や『真・女神転生 デビルチルドレン』のように、
精神性・死生観・宗教観を物語に落とし込む作品も登場しました。
これらはビジュアルで驚かせる“恐怖”ではなく、
人間の内面を静かにえぐる心理的ホラーであり、携帯機という密閉された環境にこそ相性が良かったと言えます。

また、『ナポレオン』や『シャイニングソウルII』のような一見ファンタジー/戦略系の作品にも、
GBA特有の“沈黙の間”や“画面の暗さ”を利用した演出が見られます。
これがプレイヤーの想像力を刺激し、「何かが潜んでいる感覚」を生み出していたのです。

つまり、GBAのホラー/サスペンス作品群は、
「携帯機でも恐怖を成立させられる」ことを実証した先駆的存在でした。
派手な3D表現や高音質サウンドに頼らず、
“少ない情報の中で怖さを作る”=想像させる恐怖を武器にしていたのです。

現在では、これらの作品はレトロゲームの域を越えて、
「携帯ホラーの原型」として再評価されています。
Switch Onlineなどで一部タイトルが復刻されたことで、
改めてGBAという時代の“静かに怖い世界”が再び脚光を浴びています。

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