
深夜アニメを追いかけるのが当たり前だった、2010年前後。
録画したアニメを翌日に学校や職場で語り合ったり、掲示板やSNSで感想を漁ったり──そんな記憶がある人も多いのではないでしょうか。
この頃は、ライトノベル原作アニメが次々と放送され、
ギャグ、ファンタジー、ちょっとしたお色気、クセの強いキャラクターたちが入り混じった、
“オタクが素直にハマれる作品”が数多く生まれていました。
今の異世界ブームとは少し違い、
重すぎず、考えすぎなくてよくて、
何より「会話が面白い」「キャラ同士の掛け合いが楽しい」作品が中心だったのも、この時代ならではの魅力です。
この記事では、そんな2010年前後に放送されたラノベ原作アニメの中から、今見返してもやっぱり面白い名作10作品を厳選して紹介します。
当時リアルタイムで見ていた人は懐かしさを、
初見の人は“あの頃のラノベアニメの空気感”を、ぜひ味わってみてください。
出典:おまもりひまり | アニメ動画見放題 | dアニメストア
作品あらすじ
普通の高校生・天河優人は、実は妖を引き寄せる特別な血筋の持ち主。ある日突然、妖怪剣士の少女・ひまりが現れ、 “守り役”として同居生活がスタートする。妖や退魔の戦いに巻き込まれながら、賑やかな日常とラブコメ要素が進んでいく王道ハーレム×バトル作品。
基本情報
放送年:2010年
ジャンル:妖怪バトル/ハーレム/ラブコメ
話数:全12話
原作:ライトノベル
注意書き
ちょいエロ要素あり
ハーレム展開あり
どんな人に向いているか
2010年前後の“深夜ラノベアニメ感”が好きな人
王道ハーレム×バトルを気軽に楽しみたい人
テンポ良い日常コメディも欲しい人
出典:いちばんうしろの大魔王 | アニメ動画見放題 | dアニメストア
作品あらすじ
“立派な魔導師になる”ことを志して入学した少年・紗伊阿九斗。しかし将来の適性診断で「魔王」と宣告され、 学園中から恐れられる存在に。誤解と騒動が連鎖しつつ、強大な力と因縁に巻き込まれていく。 勘違い系の学園ハーレム×能力バトルを代表する一本。
基本情報
放送年:2010年
ジャンル:学園/能力バトル/ハーレム
話数:全12話
原作:ライトノベル
注意書き
ハーレム展開あり
強めのご都合展開が合う/合わないが出やすい
どんな人に向いているか
“誤解される最強主人公”が好きな人
2010年代初期の学園バトルものを味わいたい人
展開の勢いを楽しめる人
出典:dアニメストア -TVアニメ「ゲーマーズ!」公式サイト-
作品あらすじ
ゲーム好きの少年・雨野景太の前に、学園一の美少女ゲーマー・天道花憐が現れるところから始まる、すれ違い連鎖の青春ラブコメ。 “ゲームが好き”という共通点があるのに、思い込みと誤解で関係がこじれていくのが最大の魅力。 ストーリーよりも会話と空気でハマるタイプの一本。
基本情報
放送年:2017年
ジャンル:学園/ラブコメ/すれ違いコメディ
話数:全12話
原作:ライトノベル
注意書き
すれ違い展開が多め(耐性が必要)
“進まないのに面白い”タイプ
どんな人に向いているか
会話劇・掛け合いが好きな人
ラブコメの“勘違い地獄”が好きな人
ゲームネタ・オタクあるあるで笑いたい人
出典:dアニメストア -TVアニメ「問題児たちが異世界から来るそうですよ?」公式サイト-
作品あらすじ
退屈な現実世界に飽きていた“問題児”たちが、異世界「箱庭」へ召喚される。 そこで待っていたのは、力と知恵がぶつかるゲーム形式の戦いと、理不尽な支配構造。 強者が暴れ回るだけでなく、頭脳戦や煽り合いの気持ちよさもあり、“異世界ブーム前夜”の尖った面白さが詰まっている。
基本情報
放送年:2013年
ジャンル:異世界/バトル/ゲーム要素
話数:全10話
原作:ライトノベル
注意書き
俺TUEEE要素あり
煽り・挑発ノリが強め
どんな人に向いているか
異世界×頭脳戦・ゲーム要素が好きな人
主人公の強さと“口の悪さ”を楽しめる人
2010年代の尖った異世界作品を掘りたい人
出典:これはゾンビですか? | アニメ動画見放題 | dアニメストア
作品あらすじ
殺されてゾンビとして蘇った少年・相川歩が、魔法少女の力を“奪ってしまう”事故をきっかけに、 変身(しかも男)して戦うハメになるカオス作品。吸血忍者やネクロマンサーなど濃すぎる面子が集い、 ツッコミが追いつかない勢いでギャグとバトルが回っていく。深夜ラノベアニメの“ノリの良さ”を体現した一本。
基本情報
放送年:2011年
ジャンル:ギャグ/ファンタジー/バトル
話数:全12話(続編あり)
原作:ライトノベル
注意書き
下ネタ・パロディ要素あり
テンション高めのギャグが中心
どんな人に向いているか
カオスな日常ギャグが好きな人
深夜アニメの“勢い”を浴びたい人
バトルも笑いも両方欲しい人
出典:だから僕は、Hができない。 | アニメ動画見放題 | dアニメストア
作品あらすじ
エロい妄想に全力な高校生・加賀良介の前に、死神の少女・リスアラが現れ、「力を貸せ」と迫ってくる。 彼が差し出せる“エネルギー”は、まさかの煩悩パワー。最初はギャグに見えて、物語が進むほど意外と切ない方向へ転がるのが特徴。 2010年代らしい“ちょいエロ×真面目”の落差がクセになる。
基本情報
放送年:2012年
ジャンル:ラブコメ/ファンタジー/ちょいエロ
話数:全12話
原作:ライトノベル
注意書き
下ネタ・サービス要素あり
後半はシリアス寄り
どんな人に向いているか
ちょいエロラブコメが好きな人
ギャグからの“真面目な展開”が刺さる人
1クールで綺麗に走り切る作品を探している人
出典:龍ヶ嬢七々々の埋蔵金 | アニメ動画見放題 | dアニメストア
作品あらすじ
特別自治区の学園都市“七重島”に引っ越してきた少年・八真重護は、幽霊となった少女・龍ヶ嬢七々々の部屋に住むことに。 彼女が遺したとされる「埋蔵金」を巡って、島の各勢力や探偵団が動き出す。 軽いノリの会話劇と、ミステリー&冒険のワクワク感が同居した“ちょうどいい青春ラノベ感”が魅力。
基本情報
放送年:2014年
ジャンル:ミステリー/学園/アドベンチャー
話数:全11話
原作:ライトノベル
注意書き
謎が残るタイプ(続きが気になる)
“雰囲気”を楽しむ作品
どんな人に向いているか
宝探し・謎解き系が好きな人
会話のテンポと空気感でハマりたい人
ちょっと変わった学園ものを掘りたい人
出典:オオカミさんと七人の仲間たち | アニメ動画見放題 | dアニメストア
作品あらすじ
“御伽銀行”と呼ばれる謎の組織が、依頼を受けて学園のトラブルを解決していく学園コメディ。 童話モチーフのキャラ設定が楽しく、何よりナレーションの存在感が強烈でテンポが良い。 2010年前後のラノベアニメらしい、軽快な会話とキャラの勢いを浴びたいときに刺さる一本。
基本情報
放送年:2010年
ジャンル:学園/コメディ/青春
話数:全12話
原作:ライトノベル
注意書き
ナレーション芸が濃い(好みが分かれる)
1話目でテンションが合うかチェック推奨
どんな人に向いているか
学園コメディをサクッと見たい人
童話モチーフや小ネタが好きな人
2010年代の軽いラノベ感を摂取したい人
出典:生徒会の一存 | アニメ動画見放題 | dアニメストア
作品あらすじ
美少女だらけの生徒会室で繰り広げられる、ほぼ会話だけで成立している“メタネタ&オタクネタ”全開の学園コメディ。 主人公・杉崎鍵が、ギャルゲー的なノリで口説いたりボケたりしながら、延々と雑談で回していくのに、なぜか癖になる。 当時の深夜アニメ文化やオタク的文脈を知っているほど笑える、時代の空気が詰まった一本。
基本情報
放送年:2009年
ジャンル:学園/ギャグ/会話劇
話数:全12話
原作:ライトノベル
注意書き
パロディ・メタネタが多め
“会話劇オンリー”に近い作り(合う人には刺さる)
どんな人に向いているか
オタクネタ・メタネタで笑える人
キャラ同士の掛け合いが好きな人
2009〜2011年の深夜アニメの空気感が好きな人
出典:はたらく魔王さま! | アニメ動画見放題 | dアニメストア
作品あらすじ
異世界で恐れられた魔王が、現代日本に飛ばされ、まさかのフリーター生活を始める。 ファンタジー設定のまま、現実の生活に必死で適応していく“日常パート”が抜群に面白く、 そこに勇者や仲間たちの因縁が絡んでテンポよく回っていく。 ギャグと真面目の配合が絶妙で、「ラノベ原作アニメってこういうのでいいんだよ」が詰まった名作。
基本情報
放送年:2013年
ジャンル:異世界/コメディ/日常
話数:全13話(シリーズ展開あり)
原作:ライトノベル
注意書き
作品のノリが合うかは1話で判断しやすい
コメディ中心だがシリアス要素も入る
どんな人に向いているか
異世界×現代の日常コメディが好きな人
キャラの掛け合いで笑いたい人
“2010年代のラノベ原作の強さ”を再確認したい人
いかがでしたか?
2010年前後のラノベ原作アニメは、今振り返ると本当に“勢い”と“ノリ”が強くて、良い意味で肩の力を抜いて楽しめる作品が多かったなと感じます。
最近の異世界アニメは設定や世界観がどんどん作り込まれていますが、
この頃のラノベアニメは
「キャラが面白い」
「会話が楽しい」
「とりあえず1話見たら最後まで見ちゃう」
そんな魅力が詰まっていました。
当時リアルタイムで見ていた人なら、
「あ〜これ見てたな」「深夜に流し見してたな」なんて懐かしくなるはずですし、
初見の人にとっては、今の作品とは少し違う“ラノベ黄金期の空気感”を味わえると思います。
気になった作品があれば、ぜひこの機会に見返してみてください。
きっと「あ、こういうのでいいんだよ」と思える一本に出会えるはずです。








