
2006年11月11日に発売された「PlayStation 3(PS3)」は、
Blu-rayディスク採用・オンライン機能標準搭載という、
次世代のエンターテインメント体験を切り開いたハードでした。
フルHD解像度による映像美、Dolby Digital対応の臨場感あるサウンド、
そして「PlayStation Network(PSN)」によるオンラインマルチプレイ。
これまでの据え置きゲームとは一線を画す、
“リビングで楽しむ総合メディア機”として進化を遂げました。
発売当初は高価格ながら、後期モデルでは軽量化・低価格化が進み、
国内累計販売台数は約1,000万台以上を突破。
『龍が如く』『ファイナルファンタジー』『モンスターハンター』など、
多くの名シリーズが新たな表現力で生まれ変わりました。
この記事では、日本国内で最も売れたPS3ソフトTOP10を、
売上データとともに振り返ります。
ハイクオリティな名作が揃った“HD世代の幕開け”を見ていきましょう。
1位:ファイナルファンタジーXIII(約198万本/2009年/スクウェア・エニックス)
次世代機向けに制作された初のFF本編。
圧倒的なグラフィック美とスタイリッシュな戦闘演出が話題に。
ライトニングを主人公としたシリアスな物語は、
PS3時代を代表する象徴的なタイトルとなりました。
2位:グランツーリスモ5(約94万本/2010年/ソニー)
シリーズ最高峰のリアルドライビングシミュレーター。
1000台以上の車種・70以上のコースを収録し、
オンラインレースにも対応。
車好きの憧れをそのままゲーム化したPS3屈指の大作です。
3位:龍が如く5 夢、叶えし者(約70万本/2012年/セガ)
シリーズ最大規模のボリュームを誇り、
5都市・5主人公で展開する壮大なドラマが展開。
「桐生一馬」最後の戦いとして感動的なフィナーレを迎え、
シリーズファンにとって伝説的な1本となりました。
4位:メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット(約70万本/2008年/コナミ)
ソリッド・スネークの物語を完結させた集大成。
圧倒的な映像演出と緻密なストーリー展開で、
「映画を超えたゲーム」と評されました。
HD世代の幕開けを象徴する傑作です。
5位:モンスターハンターポータブル 3rd HD Ver.(約65万本/2011年/カプコン)
PSP版のHD移植ながら、フルHD画質とオンライン協力プレイに対応。
据え置き機で快適にハンティングが楽しめると高評価。
PS3ならではの高解像度と安定動作が人気を集めました。
6位:龍が如く4 伝説を継ぐもの(約62万本/2010年/セガ)
複数主人公制を採用し、
裏社会の人間ドラマを多角的に描いた革新的作品。
PS3世代で「龍が如く」ブランドを確立させた重要タイトルです。
7位:ウイニングイレブン2010(約60万本/2009年/コナミ)
リアルな動作とチームAIが進化し、
オンライン対戦の熱気を国内に広めたサッカーゲーム。
毎年アップデートされるシリーズの中でも完成度が高いと評判でした。
8位:龍が如く 維新!(約55万本/2014年/セガ)
幕末を舞台にしたスピンオフ作。
桐生を坂本龍馬に置き換えた大胆な設定と、
刀・銃を組み合わせたバトルが魅力。
シリーズの新たな可能性を示した挑戦作です。
9位:グランツーリスモ6(約52万本/2013年/ソニー)
PS3最終期に登場した集大成。
物理エンジンが進化し、挙動のリアルさが格段に向上。
シリーズファンの間で“完成形”と称されるタイトルです。
10位:龍が如く3(約50万本/2009年/セガ)
PS3初の「龍が如く」本編として登場。
新世代のグラフィックと演出で、
シリーズが一気にメジャー化するきっかけとなった作品です。
PS3ソフト国内売上ランキングTOP10
| 順位 | タイトル | 売上本数(万本) | 発売年 | ジャンル | 発売元 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | ファイナルファンタジーXIII | 約198万本 | 2009年 | RPG | スクウェア・エニックス |
| 2位 | グランツーリスモ5 | 約94万本 | 2010年 | レース | ソニー |
| 3位 | 龍が如く5 夢、叶えし者 | 約70万本 | 2012年 | アクションADV | セガ |
| 4位 | メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット | 約70万本 | 2008年 | ステルスアクション | コナミ |
| 5位 | モンスターハンターポータブル 3rd HD Ver. | 約65万本 | 2011年 | アクション | カプコン |
| 6位 | 龍が如く4 伝説を継ぐもの | 約62万本 | 2010年 | アクションADV | セガ |
| 7位 | ワールドサッカー ウイニングイレブン2010 | 約60万本 | 2009年 | スポーツ | コナミ |
| 8位 | 龍が如く 維新! | 約55万本 | 2014年 | アクションADV | セガ |
| 9位 | グランツーリスモ6 | 約52万本 | 2013年 | レース | ソニー |
| 10位 | 龍が如く3 | 約50万本 | 2009年 | アクションADV | セガ |
まとめ
PS3時代は、まさにHD映像とオンライン機能が主役となった世代でした。
『FFXIII』『グランツーリスモ』『メタルギアソリッド』といったシリーズ大作が
フルHD映像で進化を遂げ、映画のような演出が当たり前となった時代です。
同時に、『龍が如く』シリーズが社会現象的な人気を博し、
アクションアドベンチャーの代表格として定着。
PS3は、「ストーリー性」「リアルさ」「オンライン体験」の三拍子を兼ね備えた
近代ゲーム文化の転換点となりました。
また、Blu-rayの大容量を活かしたゲームデザインが進み、
サウンド・演出・ムービー表現が一気に拡張。
まさに「映画とゲームの境界が消えた世代」といえるでしょう。
今遊んでも、その完成度とドラマ性は色褪せません。
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