
2011年2月26日に発売された「ニンテンドー3DS」は、
メガネを使わずに立体映像を楽しめる“裸眼3Dディスプレイ”を搭載した
革新的な携帯ゲーム機として登場しました。
従来のDSシリーズを継承しつつも、
グラフィック性能・通信機能・eショップ対応などが大幅に進化。
「すれちがい通信」や「ARカメラ」など、遊びの幅を広げる新機能も搭載されました。
シリーズ累計では世界約7,600万台・国内約2,500万台を販売し、
『ポケットモンスター』『とびだせ どうぶつの森』『マリオカート7』など、
任天堂を代表する大ヒット作品が数多く誕生。
この記事では、日本国内で特に売れた3DSソフトTOP10を、
売上データとともに紹介します。
3DSが築いた“携帯ゲーム黄金期”を振り返ってみましょう。
1位:ポケットモンスター X・Y(約460万本/2013年/任天堂・ポケモン)
シリーズ初の3Dモデル化を実現した革命的作品。
カロス地方を舞台に、ポケモンの表情や戦闘演出が大幅進化。
世界同時発売という戦略も功を奏し、3DSの普及を一気に後押ししました。
2位:とびだせ どうぶつの森(約434万本/2012年/任天堂)
3DSを代表する“癒し系コミュニケーションゲーム”。
村長として自分の街を作る自由度が人気を博し、
長期間にわたってプレイされるロングセラーとなりました。
3位:ポケットモンスター サン・ムーン(約404万本/2016年/任天堂・ポケモン)
アローラ地方を舞台に、
従来のジムシステムを廃止するなど思い切った刷新が話題に。
シリーズに新風を吹き込み、幅広い層から支持を集めました。
4位:ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア(約304万本/2014年/任天堂・ポケモン)
GBA版『ルビー・サファイア』のリメイク作。
グラフィックが3D化され、新要素「メガシンカ」も実装。
懐かしさと新鮮さが両立した完成度の高いタイトルです。
5位:マリオカート7(約291万本/2011年/任天堂)
3D立体視に対応したマリオカートの集大成。
新要素「グライダー」「水中コース」などが導入され、
シリーズの中でもバランスの取れた名作として評価が高いです。
6位:妖怪ウォッチ2 元祖/本家/真打(約319万本/2014年/レベルファイブ)
社会現象級のブームを巻き起こしたシリーズ第2作。
新妖怪や通信要素の強化により、子どもを中心に大ヒット。
アニメ・グッズ展開も爆発的な人気を支えました。
7位:スーパーマリオ 3Dランド(約217万本/2011年/任天堂)
3D立体視を活かした新感覚のマリオアクション。
ジャンプの距離感を視覚的に掴める革新性が評価され、
3DS初期のキラータイトルとなりました。
8位:大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS(約218万本/2014年/任天堂)
携帯機初のスマブラ。
据え置き版と同等のボリュームを持ちながら、
通信対戦・キャラ育成など遊びごたえ抜群の1本です。
9位:ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン(約178万本/2017年/任天堂・ポケモン)
『サン・ムーン』の完全版として登場。
新シナリオ・新要素が多数追加され、シリーズ終盤を飾るにふさわしい作品となりました。
10位:妖怪ウォッチバスターズ 赤猫団/白犬隊(約177万本/2015年/レベルファイブ)
アクション性の高い“妖怪チームバトル”ゲーム。
4人協力プレイが可能で、通信対戦も人気を博しました。
子どもから大人まで夢中になれる爽快アクションです。
ニンテンドー3DSソフト国内売上ランキングTOP10
| 順位 | タイトル | 売上本数(万本) | 発売年 | ジャンル | 発売元 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | ポケットモンスター X・Y | 約460万本 | 2013年 | RPG | 任天堂/ポケモン |
| 2位 | とびだせ どうぶつの森 | 約434万本 | 2012年 | コミュニケーション | 任天堂 |
| 3位 | ポケットモンスター サン・ムーン | 約404万本 | 2016年 | RPG | 任天堂/ポケモン |
| 4位 | ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア | 約304万本 | 2014年 | RPG | 任天堂/ポケモン |
| 5位 | マリオカート7 | 約291万本 | 2011年 | レース | 任天堂 |
| 6位 | 妖怪ウォッチ2 元祖/本家/真打 | 約319万本 | 2014年 | RPG | レベルファイブ |
| 7位 | スーパーマリオ 3Dランド | 約217万本 | 2011年 | アクション | 任天堂 |
| 8位 | 大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS | 約218万本 | 2014年 | アクション | 任天堂 |
| 9位 | ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン | 約178万本 | 2017年 | RPG | 任天堂/ポケモン |
| 10位 | 妖怪ウォッチバスターズ 赤猫団/白犬隊 | 約177万本 | 2015年 | アクションRPG | レベルファイブ |
まとめ
3DS時代の売上ランキングを見ると、
任天堂タイトルとレベルファイブ・ポケモンシリーズの圧倒的な強さが目立ちます。
特に『ポケモン』『どうぶつの森』『マリオ』の三大ブランドが上位を独占し、
シリーズ人気が安定して高いことを裏付ける結果です。
一方で『妖怪ウォッチ』が社会現象を起こしたことで、
一時的に“ポケモン超え”と呼ばれる現象も発生。
キャラクターコンテンツとしての可能性を広げたタイトルでもありました。
また、「すれちがい通信」や「ローカルマルチ」など、
携帯機ならではの交流機能が定着したのもこの世代。
オンラインとリアルが融合した遊び方は、
後のSwitch世代にも受け継がれています。
3DSは、携帯ゲーム文化の集大成であり、
家庭用ゲームとスマホ時代をつなぐ“橋渡し的ハード”と言えるでしょう。
名作の多さと完成度の高さは、今なお色あせていません。
◆ 今からでも遊べる!3DS本体を手に入れよう
現在は生産終了となった3DSですが、
中古市場ではまだまだ状態の良い個体が豊富に出回っています。
『どうぶつの森』『ポケモン』『マリオ』などの定番シリーズは
今でも根強い人気を誇り、コレクション目的での購入もおすすめです。







