
呪術廻戦における「最強」の定義
『呪術廻戦』の世界における「強さ」は、単純なパワーや戦闘センスだけでは測れません。
呪力、術式、領域展開、反転術式、さらには呪いの格や術師としての完成度など、複数の要素が絡み合う高度な戦闘理論で成り立っています。
この記事では、原作最新話までの情報を前提に、全キャラを全盛期の状態で評価しながら、徹底的に考察した「最強キャラランキング」を作成しました。
※アニメ派向けではありません。原作徹底考察+ネタバレありの内容です。
強さを構成する“七つの要素”
本ランキングでは、呪術バトルの本質を反映するために以下の七つの評価軸を採用します。
| 評価軸 | 内容 |
|---|---|
| ① 呪力量 | 呪力の総量・質・出力の瞬発力 |
| ② 術式性能 | 術式の殺傷力・応用性・“理不尽度” |
| ③ 領域展開 | 対領域の耐性・必中の質・閉じ性能 |
| ④ 反転術式 | 回復能力・継戦力・生存力 |
| ⑤ 相性理論 | 相手術式との相性・メタ構造(重要) |
| ⑥ 実戦能力 | 判断力・肉体強度・呪具運用 |
| ⑦ 格 | 呪術的な“格”と呪いの深度(作中では非常に重要) |
呪術廻戦はじゃんけん型バトルであり、相性理論を無視した強さ議論は成立しません。
本記事ではここを明確に考察に反映させています。
ランキングの前提
- 全キャラは“全盛期”で評価(例:宿儺=完全体、五条=封印前)
- 死亡・現世不在キャラも対象に含む
- 強さの根拠は原作描写+作者発言+バトル理論で補強
- アニメ勢向けではなく原作完全対応
- 人気ではなく“実力”で評価
- 殿堂Tier『幽玄ノ極位』は別枠(次元の違う存在)
次章では、ランキングに入る前に
呪術廻戦の頂点に立つ存在――殿堂Tier『幽玄ノ極位』(ランキング別枠)を発表します。
殿堂Tier『幽玄ノ極位』 ― ランキング別枠の存在
呪術廻戦には、通常の戦闘力議論では測れない、“世界のルールそのもの”に干渉できる領域の存在がいます。
彼らはもはや戦闘の勝敗や格闘能力という次元を超えた存在であり、本ランキングでは別枠 ―― 殿堂Tier『幽玄ノ極位(ごくい)』 として扱います。
※このTierに属するキャラは別格のため、通常ランキングTOP30には含めません。
幽玄ノ極位(God Tier)一覧
| キャラ | 読み方 | 格付け理由(要約) |
|---|---|---|
| 両面宿儺 | りょうめん すくな | 呪いの王。術式・反転・領域すべてが作中最高水準 |
| 五条 悟 | ごじょう さとる | 現代最強の呪術師。無下限領域の支配者 |
| 羂索 | けんじゃく | 千年を生きた術師。術式の本質を理解する存在 |
両面宿儺(りょうめん すくな)
- 肩書き:呪いの王
- 術式:斬撃系+「解(かい)」「捌(はち)」、領域展開「伏魔御厨子」
- 評価:
- 万物を“斬る”術式。呪力理論を超える概念攻撃
- 反転術式の到達点に最も近い存在
- 領域戦=宿儺のホームグラウンド
- 結論:呪術廻戦の強さの基準はまず宿儺
五条 悟(ごじょう さとる)
- 肩書き:現代最強の呪術師
- 術式:無下限呪術(無限)、六眼
- 領域:無量空処(むりょうくうしょ)
- 評価:
- 領域戦最強の男
- 攻守最強+術式理解+戦闘センスが完全体
- 宿儺と唯一“勝負になる”術師
- 結論:現代呪術の完成系
羂索(けんじゃく)
- 肩書き:千年を生きる呪術師
- 術式:脳を入れ替えて他人の術式を奪う
- 評価:
- 呪術のルールを理解し、“人間の呪いの形”を追求
- 宿儺が興味を示すほどの術式理解者
- 知性と計画性は作中最上位
- 結論:呪術の頂点に最も近い知性
この三人は、呪術廻戦という作品における“最強の定義そのもの”を体現した存在です。
このため、通常のランキング比較は無意味――別枠扱いが妥当とします。
呪術廻戦 最強キャラランキングTOP30【30~21位】
30位~21位は「上位特級~実戦トップクラス」クラスのキャラたちです。
いわゆる“一線級のエリート戦闘者”であり、一般的な呪術師・呪霊では勝負になりません。
第30位 東堂 葵(とうどう あおい)
- 等級:1級呪術師
- 術式:不義遊戯(ブギウギ)
- 評価:
- 近接戦闘の達人+超実戦脳
- 戦闘IQが非常に高く、狗巻・虎杖との連携戦でも戦局を支配
- ブギウギは相性勝ちを作る術式
- 総評:「術式の使い方」を知る男。作中トップクラスの“強者脳”。
第29位 漏瑚(じょうご)
- 種別:特級呪霊
- 術式:火力操作
- 評価:
- 特級の中でも圧倒的な純火力・破壊力
- 五条・宿儺に敗れたが、それは比較対象が悪すぎるだけ
- 宿儺から「誇れ、誇れよ漏瑚」と評される実力者
- 総評:強者とは何かを背中で語った炎の呪霊。
第28位 真人(まひと)
- 種別:特級呪霊
- 術式:無為転変(魂の形を変える)
- 評価:
- 人間特攻のチート術式
- 肉体を自在に変化=追撃を無効化する柔軟戦闘
- 七海・東堂を苦しめた最悪の呪霊
- 総評:戦闘理論が異常。相性次第では上位を食う危険存在。
第27位 陀艮(だごん)
- 種別:特級呪霊
- 術式:水の式神・魚群召喚
- 評価:
- 領域展開「蕩蘊平線(たうんへいせん)」が極悪
- 多対一最強クラス──禪院甚爾が現れなければ勝負は決していた
- 総評:領域展開時の制圧力は漏瑚以上とも言われる。
第26位 花御(はなみ)
- 種別:特級呪霊
- 術式:植物操作・自然呪力
- 評価:
- 大地の呪い=防御耐性が異常に高い
- 真人・漏瑚も一目置く存在
- 領域なしでも東堂・虎杖コンビを苦しめた
- 総評:特級呪霊でも純粋な耐久性能はトップ。
第25位 禪院 直哉(ぜんいん なおや)
- 種別:呪霊(進化後)
- 術式:投射呪法
- 評価:
- 呪霊進化でスペックが爆発
- 韋駄天(いだてん)状態=高速領域の新境地
- 真希をここまで追い詰めた存在
- 総評:速度領域においては人類最強クラス。
第24位 冥冥(めいめい)
- 等級:1級呪術師
- 術式:黒鳥操術
- 評価:
- 正面戦より戦術で勝つタイプ
- 金で依頼を受ける実力主義者だが、性能は本物
- 単独任務最強と称される
- 総評:戦略と準備で勝つ“プロの呪術師”。
第23位 日下部 篤也(くさかべ あつや)
- 等級:1級呪術師
- 術式:不明(シン陰流の達人)
- 評価:
- 「術式なしで1級」に登り詰めた実力者
- 領域展開にも耐え得る実戦適応力
- 何だかんだ生き残るサバイバル性能の高さ
- 総評:戦闘IQ・生存能力は作中屈指。
第22位 楽巌寺 嘉伸(がくがんじ よしのぶ)
- 等級:京都校学長
- 術式:奏功(ギター音波)
- 評価:
- 呪術界のトップに立つ理由は実力
- 遠距離制圧+広範囲攻撃を両立
- 老いを感じさせない反応速度
- 総評:保守派の重鎮にして実力派の老術師。
第21位 裏梅(うらうめ)
- 種別:呪詛師(宿儺側近)
- 術式:氷凝呪法
- 評価:
- 宿儺の側近にして術式の完成度が異常
- 再生・氷拘束・範囲術式という万能構成
- 五条悟も警戒するレベルの危険戦力
- 総評:宿儺軍の氷の副官。
呪術廻戦 最強キャラランキング【20〜11位】
ここからは本格的な化け物クラスが増えてくる領域です。特級呪霊レベルは当たり前。術式・呪力・戦闘IQまで揃った「真の最強候補」たちが並びます。
第20位 狗巻 棘(いぬまき とげ)
- 呪術師等級:準1級
- 術式:呪言(じゅごん)
- 評価:
- 言葉一つで相手を拘束・爆散・行動不能にする規格外術式
- 強者相手でも通用する「領域級の拘束能力」
- 反動と呪力消耗が課題だが潜在性能はS級
- 総評:使い手のコンディション次第で“理不尽”を作れる男。
第19位 七海 建人(ななみ けんと)
- 呪術師等級:1級呪術師
- 術式:十劃呪法(じっかくじゅほう)
- 評価:
- 弱点必中の術式と“戦闘センスの安定感”
- 真人・陀艮といった上位呪霊と渡り合った実力
- 黒閃経験者として呪力操作は上位層
- 総評:派手さはないが堅実に強い実戦最強クラス。
第18位 秤 金次(はかり きんじ)
- 呪術師等級:不明(停学中)
- 術式:坐殺博徒(ざざつばくと)
- 評価:
- ギャンブル領域だが期待値は呪術界屈指
- 大当たり状態=無限呪力+反転術式自動発動
- 領域性能は「理論上、最強格」
- 総評:当たれば五条・宿儺クラスのバケモノ。
第17位 日車 寛見(ひじかた ひろみ)
- 術式:ジャッジマン(裁きの領域)
- 評価:
- 相手を強制裁判に引き込み、呪力使用を封じるメタキャラ
- 領域必中効果の質は作中最強クラス
- 呪術の概念に干渉できるチート
- 総評:相性次第で格上にも勝てる“異常な術式”の持ち主。
第16位 伏黒 恵(ふしぐろ めぐみ)
- 術式:十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)
- 評価:
- 影による式神術師としてのポテンシャルは底なし
- 摩虎羅(まこら)=“世界適応の怪物”を扱える唯一の術師
- 宿儺に「価値がある器」と評価された存在
- 総評:相性理論の頂点に立つ術式の使い手。
第15位 禪院 真希(ぜんいん まき)
- 種別:天与呪縛(覚醒後)
- 評価:
- 呪力ゼロだが、呪霊を上回る身体性能を獲得
- 一族を壊滅させた火力と反応速度は作中最上位
- 呪具適性まで極化された万能破壊戦闘型
- 総評:人間の領域を越えた“人外領域”の怪物。
第14位 伏黒 甚爾(ふしぐろ とうじ)
- 種別:天与呪縛 / 人間
- 評価:
- 「呪力に愛されなかった男」が呪術を超えた存在に
- 全ての呪霊をフィジカルで粉砕する霊殺し
- 宿儺すら“人間ではない”と評した規格外の身体能力
- 総評:呪いすら殺す男。呪術廻戦のフィジカル最強。
第13位 九十九 由基(つくも ゆき)
- 呪術師等級:特級術師
- 評価:
- 日本に4人しかいない特級術師の一人
- 術式は質量操作という概念干渉型
- 技術・知識ともに呪術の到達点に近い存在
- 総評:理論型術師の最終形。
第12位 石流 龍(いしごおり りゅう)
- 称号:「400年前の術師」
- 評価:
- 呪力出力だけなら作中No.1
- 憂憂や乙骨をも圧倒する砲撃火力
- 直線戦闘の頂点レベル
- 総評:純粋な呪力戦闘の“王”。
第11位 烏鷺 亨子(うろ たかこ)
- 術式:宇守羅彈(うすらび / 空間反転)
- 評価:
- 空間をひねる概念術式の持ち主
- 領域展開にも理論対応
- 現代呪術の理解では追いつけない戦闘理論
- 総評:空間を支配する異次元術師。
呪術廻戦 最強キャラランキング【10〜4位】
ここからは、術師史に名を残すレベルの“本物の怪物”たち。
戦闘力だけでなく、術式の構造・呪力の質・戦闘IQ・“呪いとしての格”まで備わった真の上位陣です。
第10位 脹相(ちょうそう)
- 所属:特級呪物「呪胎九相図」長兄
- 術式:赤血操術(せっけつそうじゅつ)
- 評価:
- 血液操作による遠距離射撃と近接対応を兼備
- 反転術式による自己再生能力も獲得
- 呪術師・呪霊のどちらにも適応可能な万能型
- 総評:兄としての意志が完成させた“最強の血”。
第9位 真人(まひと)※進化後評価
- 種別:特級呪霊
- 術式:無為転変(魂操作)
- 評価:
- 成長により魂の理解が深まり、呪霊特攻性能を獲得
- 渋谷事変中、領域を開けるほどの完成度
- 反転・肉弾・領域のどれもが高水準に進化
- 総評:“呪い”の代表そのものに進化しつつあった存在。
第8位 来栖 華(くるす はな)/天使
- 所属:天使(術式解呪の担い手)
術式:堕天の術式(あらゆる術式効果を解除=術式消滅) - 評価:
・術式消しという“呪術システムの否定”を行える唯一の存在
・領域・術式・反転術式すら無効化できる特異能力
・宿儺が唯一「厄介」と判断したメタ能力の象徴
総評:純戦闘力では上位に届かないが、術式理論上は作中屈指の最強メタ性能。
第7位 鹿紫雲 一(かしも はじめ)
- 分類:呪術師(400年前の宿儺崇拝者)
- 術式:雷の術式(雷撃操作)
- 評価:
- 戦闘民族タイプでフィジカルが作中最上位クラス
- 領域展開なしで宿儺に肉薄
- 純戦闘能力だけなら人類最強候補
- 総評:“武の最強”に最も近い呪術師。
第6位 秤 金次(はかり きんじ)※理論最大値評価
- 術式:坐殺博徒(ざざつばくと)
- 評価:
- 領域大当たり時、不死に近い状態になる
- 呪力無限+反転術式自動発動で継続戦闘が異常
- ルール上、呪術理論で破れない性能を獲得
- 総評:継戦能力=作中理論最強クラス。
第5位 石流 龍(いしごおり りゅう)
- 称号:400年前最強クラスの呪術師
- 評価:
- 乙骨・烏鷺・ドルゥヴを相手に戦闘継続
- 呪力砲は作中出力No.1
- 典型的なロマン砲ではなく実戦で撃てる火力
- 総評:呪力火力部門の“世界ランク1位”。
第4位 烏鷺 亨子(うろ たかこ)
- 術式:宇守羅彈(うすらび)=空間反転
- 評価:
- 領域・呪具・術式操作すべて高水準
- “空間支配”という次元の戦いをする術師
- 五条悟と同格の領域理論理解度を持つ
- 総評:バトル理論の完成度が異常な女帝。
最強キャラランキング TOP3【バトル理論領域】
TOP3は呪術の理論と作中設定に基づいて“本当に強い”キャラを厳選しています。
もはや上位の殴り合いではなく、“術式の構造と呪いの格”で戦う領域です。
第3位 禪院 真希(ぜんいん まき)― 天与呪縛の極致
- 分類:人間(呪力なし)
- 武器:呪具全般の適合者
- 評価:
- 呪力を持たず、呪性の影響を受けない“異形の存在”
- 魂を直接殴る“フィジカル至上主義”の完成系
- 呪力依存型の術師・呪霊に圧倒的強さ
- 作中で宿儺から「面白い」と唯一評された人間側キャラ
- 総評:
- 呪術という世界の“例外”であり、呪術を否定する存在
- 呪力が無い=呪いにも干渉されにくいという世界観の穴を突いた最強進化
第2位 伏黒 甚爾(ふしぐろ とうじ)― 呪術を殺す怪物
- 分類:天与呪縛 / 人間
- 異名:術師殺し
- 評価:
- 宿儺も認めた「怪物」の一人
- 呪霊すら気配を察知できない身体能力
- 領域内でもフィジカルで突破を成立させる異常行動
- 武器・速度・気配遮断――対術師殺しに特化
- 総評:
- 呪術廻戦における最強の肉体戦闘者
- “格上狩り”の象徴であり、理論最強に近い実戦型
宿儺評:「アイツは――化物だ」
第1位 乙骨 憂太(おっこつ ゆうた)― 術師としての完成形
- 分類:特級術師
- 術式:模倣(コピー)/式神リカ完全顕現
- 評価:
- 呪力量は“現代で五条悟に並ぶ”レベル
- 無限の呪力を持つリカとの同調で継戦・瞬発力ともに最強格
- 術式のコピー能力により“理論上の最強”に近い
- 五条から「次代の最強」と指名された唯一の術師
- 総評:
- “呪術とは何か”を全て理解し制御している唯一の存在
- バランス・適応力・生存力・呪いの深さ――すべてが完成されている
結論:「術師としての最強」=乙骨憂太
呪術廻戦 ― 最強キャラ考察まとめ
呪術廻戦における「強さ」は単純なパワーバランスでは語れず、
呪いの深度・術式の理・相性・格という独自の概念が支配します。
強さの結論
| 区分 | 最強 |
|---|---|
| 呪いの最強 | 両面宿儺 |
| 術師の最強 | 五条悟 |
| 次代の最強 | 乙骨憂太 |
| フィジカル最強 | 伏黒甚爾 |
| 戦闘技術最強 | 鹿紫雲一 |
| 領域理論の極致 | 五条悟・宿儺 |
| 相性理論の頂点 | 伏黒恵(摩虎羅) |
| 継戦能力の異常値 | 秤金次 |
ランキングの本質
呪術廻戦における最強議論は、“術式の応用がすべてを決める世界”で成立します。
- 術式の理解こそ最重要
- 領域戦こそ“呪術バトルの答え”
- 相性理論は絶対に存在する
- 「格」が上位者を決める







