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ドラクエシリーズ売上ランキング【国内完全版】本編+外伝+リメイク

※この記事には一部PRを含みます。

本編ドラゴンクエスト 売上ランキング(国内)

まずはドラゴンクエストシリーズの中心となるナンバリング作品(本編)を、国内販売本数のデータをもとにランキング形式でまとめます。

【本編】国内売上ランキングTOP11(パッケージ版)

順位タイトル国内売上本数(推定)発売機種発売年
1ドラゴンクエストIX 星空の守り人約440万本DS2009年
2ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち約417万本PS2000年
3ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君約370万本PS22004年
4ドラゴンクエストVI 幻の大地約320万本SFC1995年
5ドラゴンクエストIII そして伝説へ…約380万本(FC版)FC1988年
6ドラゴンクエストIV 導かれし者たち約304万本FC1990年
7ドラゴンクエストV 天空の花嫁約280万本SFC1992年
8ドラゴンクエストII 悪霊の神々約240万本FC1987年
9ドラゴンクエスト約150万本FC1986年
10ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて約140万本(3DS版)3DS2017年
11ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて約130万本(PS4版)PS42017年

※ XI はPS4・3DSでの合算ならシリーズ歴代4位クラスだが、本ランキングは機種別で扱うため順位分離
※ 本データはファミ通/メディアクリエイト等の国内販売データを基準として構成。

第1位 ドラゴンクエストIX 星空の守り人

発売日:2009年7月11日
機種:ニンテンドーDS
ジャンル:RPG
プレイ人数:1〜4人(マルチプレイ対応)

シリーズ最大の国内売上約440万本を記録した国民的RPG。
「ドラゴンクエストは家庭で遊ぶもの」という常識を覆し、持ち寄り通信プレイで社会現象を生んだ作品。

作品概要

主人公は天使。人間界に降り立ち、人々の“願い”を叶えながら冒険を進めるという意外性あるプロローグが話題に。

特徴・魅力

  • すれちがい通信による宝の地図ブーム
  • キャラメイク可能で自由なパーティが組める
  • 転職・スキル・装備カスタマイズが豊富
  • シリーズ初の完全フィールド移動型オンライン要素

ヒットの理由

社会現象級のすれちがい通信の爆発力
DSブームと完全に噛み合い、「とりあえず持ってるソフト」として爆発的普及。

第2位 ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち

発売日:2000年8月26日
機種:プレイステーション
ジャンル:RPG
プレイ人数:1人

国内売上417万本。PlayStationに登場した初のドラクエ本編であり、超大作RPGの象徴として語られる名作。

特徴・魅力

  • 石板システムによる広大な世界探索
  • やりこみ要素の多さはシリーズでも最上位
  • 職業システムが復活し戦闘が戦略的に

評価

ボリュームがとにかく圧倒的で、「100時間RPG」という評価が定着。
序盤の展開が遅いことから賛否は分かれるが、物語の深さはシリーズ屈指

第3位 ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君

発売日:2004年11月27日
機種:プレイステーション2
ジャンル:RPG
プレイ人数:1人

シリーズの転換点となった作品。
国内売上370万本を記録し、「フル3Dのドラクエ」を成功させた記念碑的作品

特徴・魅力

  • 3Dフィールドを自由に冒険できる没入感
  • カメラ視点操作・フィールドBGMなど大幅進化
  • キャラクター人気が非常に高い(ゼシカ・ククールなど)

進化のポイント

UIデザインやモーション、バトル演出など、映画的RPGへと進化した作品。
ドラゴンクエストの世界観を「旅している感覚」で体験できるようにした功績が大きい。

第4位 ドラゴンクエストVI 幻の大地

発売日:1995年12月9日
機種:スーパーファミコン
ジャンル:RPG
プレイ人数:1人
国内売上:約320万本

シリーズ第6作にして、スーパーファミコン時代のドラクエ集大成ともいえる一本。
現実世界と夢の世界を行き来する二層構造のストーリーは、当時のRPGとして非常に高度な構成でした。

特徴・魅力

  • 転職システムが大幅進化(上級職の存在)
  • 仲間固有のキャラクター性が強化(ハッサン、テリーなど)
  • 「夢」と「現実」を行き来する複層世界のストーリー
  • 成長・絆・旅を強調した冒険感のある構成

評価

ドラクエシリーズの中でも特にバトルと育成が楽しい作品。転職の自由度が高く、やり込み派に愛され続けています。

第5位 ドラゴンクエストIII そして伝説へ…

発売日:1988年2月10日
機種:ファミリーコンピュータ
ジャンル:RPG
プレイ人数:1人
国内売上:約380万本(FC版単体)

ドラクエを国民的RPGに押し上げた伝説的タイトル。
社会現象「ドラクエ行列」「学校を休んで買いに行く問題」が発生し、社会ニュースになるほどの熱狂を生みました。

特徴・魅力

  • 自由なパーティ編成が初めて導入(職業選択)
  • 世界を旅する冒険感と圧倒的な完成度
  • 今も語り継がれる衝撃の「勇者ロト」に繋がる展開
  • 中毒性のあるゲームバランス

評価

RPGの完成形を示した作品の一つであり、ゲーム史に残る名作
ファン間では「ドラクエ最高傑作は3」という声も今なお多い。

第6位 ドラゴンクエストIV 導かれし者たち

発売日:1990年2月11日
機種:ファミリーコンピュータ
ジャンル:RPG
プレイ人数:1人
国内売上:約304万本

“章立てストーリー”を採用したシリーズの挑戦作。
第1章〜第5章まで、それぞれ違う主人公で物語が進行し、最後に全員が集結する構成が話題になりました。

特徴・魅力

  • オムニバス構成のドラマチックRPG
  • 各キャラクターの掘り下げが深い(ライアン、アリーナ、トルネコ等)
  • AI戦闘「作戦をいろいろ考えてください」が登場
  • ラストの展開が切なく、多くのファンに強い印象を残した

評価

物語の完成度が非常に高く、キャラクター人気がシリーズ随一
特にアリーナマーニャ&ミネアは今なお人気キャラ。

第7位 ドラゴンクエストV 天空の花嫁

発売日:1992年9月27日
機種:スーパーファミコン
ジャンル:RPG
プレイ人数:1人
国内売上:約280万本

「人生」を描いたRPGとして、シリーズ屈指の評価を受ける名作。
親子三代の物語、結婚イベント、仲間モンスターなど、後のRPGに大きな影響を与えました。

特徴・魅力

  • 幼年期→青年期→父親へ、という成長ストーリー
  • 結婚イベント(ビアンカorフローラ)が社会現象に
  • モンスターを仲間にするという要素を初採用
  • 「家族の物語」という強いテーマ性を持つ

評価

感情を動かすシナリオ展開が非常に評価され、ストーリー面での人気No.1候補
「初めて泣いたRPG」という声も多い。

第8位 ドラゴンクエストII 悪霊の神々

発売日:1987年1月26日
機種:ファミリーコンピュータ
ジャンル:RPG
プレイ人数:1人
国内売上:約240万本

シリーズ初のパーティバトル制が導入されたタイトル。
前作『ドラクエ1』が「RPGの入口」だったのに対し、本作は冒険RPGとしての広がりを示した一作。

特徴・魅力

  • 仲間が加入するパーティシステムを導入
  • 複数マップを跨ぐ大冒険スタイルへ進化
  • 「はぐれメタル」「ロンダルキア」など強烈な印象を残す要素多数

評価

難易度が非常に高く、理不尽ながらも古典RPGらしい緊張感がある名作。
「昔のゲームは本当に難しかった」と今でも語られる元凶。

第9位 ドラゴンクエスト(ドラゴンクエストI)

発売日:1986年5月27日
機種:ファミリーコンピュータ
ジャンル:RPG
プレイ人数:1人
国内売上:約150万本

すべてはここから始まった――日本RPGの原点と呼ばれる一本。
当時、コンピュータRPGは一般的ではなく、本作が日本国内にRPGジャンルを広めた。

特徴・魅力

  • RPGとしての基本を形にした先駆的作品
  • 1人旅によるシンプルな構造とわかりやすい目的設定
  • 伝説の「レベル上げ文化」の始まり

評価

今では当たり前になったRPGの定番要素――
「経験値」「レベル」「装備」「冒険」「勇者」――をゲーム文化へ浸透させた作品。

第10位 ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて(3DS版)

発売日:2017年7月29日
機種:ニンテンドー3DS
ジャンル:RPG
国内売上:約140万本(単体)

シリーズ30周年記念作品にして、“原点回帰と進化”をテーマにした最新ナンバリングRPG。

特徴・魅力

  • 3Dと2Dの表現を同時収録(3DS版の特徴)
  • 伏線と構成の見事なシナリオ
  • 歴代シリーズとの繋がりを感じる要素満載
  • 「古き良きドラクエ」を期待するファンの期待に応えた設計

評価

ファンからの満足度が非常に高く、ストーリー・演出・音楽の三拍子が揃った名作
「平成のドラクエ最高傑作」「泣けるドラクエ」として高評価。

第11位 ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて(PS4版)

発売日:2017年7月29日
機種:PlayStation 4
ジャンル:RPG
国内売上:約130万本(単体)

同じDQXIでもPS4版は高精細グラフィックと演出重視の構成が特徴。
大画面で壮大な冒険を楽しむことができる。

魅力・特徴

  • 映画的な演出・美しいフィールド表現
  • PS4の性能を活かした光影演出
  • カメラワークやボイス対応でドラマ性アップ

補足

本編の累計合算ではXIは実質シリーズ第4位クラスの売上を持つ超人気作品。

外伝シリーズ 売上ランキング(国内)

ドラゴンクエストはナンバリング本編以外にも多くの外伝・スピンオフ作品が存在し、その中には本編に匹敵するヒットタイトルも少なくありません。本章では、国内パッケージ販売本数をもとに外伝シリーズの売上ランキングTOP15をまとめます。

【外伝】国内売上ランキング TOP15

順位タイトル推定売上本数機種発売年
1ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2約170万本DS2010年
2ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D約140万本3DS2012年
3ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー約130万本DS2006年
4ドラゴンクエストモンスターズ2 イルとルカの不思議な鍵(3DS)約90万本3DS2014年
5トルネコの大冒険 不思議のダンジョン約80万本SFC1993年
6ドラゴンクエストモンスターズ2 マルタのふしぎな鍵(GBC)約78万本GBC2001年
7ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城約73万本PS3/PS42015年
8スライムもりもりドラゴンクエスト2 大戦車としっぽ団約70万本DS2005年
9ドラゴンクエストビルダーズ約68万本PS3/PS4/Vita2016年
10トルネコの大冒険2 不思議のダンジョン約65万本PS1999年
11ドラゴンクエストモンスターズ キャラバンハート約64万本GBA2003年
12ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり約60万本PS3/PS4/Vita2016年
13ドラゴンクエスト ソード 仮面の女王と鏡の塔約50万本Wii2007年
14スライムもりもりドラゴンクエスト約48万本GBA2003年
15ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島約45万本PS4/Switch2018年

※ 推定値はメディアクリエイト/ファミ通の国内パッケージ本数を基準に集計。

第1位 ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2

発売日:2010年4月28日
機種:ニンテンドーDS
ジャンル:モンスター育成RPG
プレイ人数:1人(通信対戦対応)
国内売上:約170万本

外伝シリーズで堂々の第1位に輝いたのは「ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2」。
モンスター育成と対戦に特化したDQMシリーズの中でも、完成度・やり込み・対戦熱がもっとも高まった作品として人気が高いタイトル。

作品概要

プレイヤーは調査団の一員として未開の島を探索し、モンスターをスカウトしながら成長させる。
モンスター同士を配合することでランクアップしていく育成要素と、戦略的なスキル構成が魅力。

人気の理由

  • 対戦シーンが盛り上がったシリーズ全盛期
  • 通信環境が全国的に普及、Wi-Fi対戦で競技化
  • 500体以上のモンスターが登場し、育成の自由度が高い
  • 「最強パーティ構築」の中毒性が凄い

総評

DQMシリーズの中でも対戦RPGの頂点と呼ばれる作品。後の対戦文化にも強く影響を与えた。

第2位 ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D

発売日:2012年5月31日
機種:ニンテンドー3DS
ジャンル:モンスター育成RPG
プレイ人数:1〜8人(通信対応)
国内売上:約140万本

初代DQM(1998年GB版)のリメイク作品にして原点回帰型の大ヒットとなったタイトル。

作品概要

ドラゴンクエストVIのキャラクター「テリー」が少年時代に冒険した“異世界”を描くスピンオフ作品。
DQMシリーズの基本である「配合」と「スカウト」はそのままに、3DS向けに完成度を大きく向上。

人気の理由

  • リメイクでありながら完全新作級のボリューム
  • 特性・スキルシステム追加で戦略性UP
  • すれちがいバトル・オンライン対戦対応
  • モンスター集めの楽しさが頂点に達した作品の一つ

総評

「DQMはここから始めたい」という初心者にもおすすめできる最高の入門作品

第3位 ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー

発売日:2006年12月28日
機種:ニンテンドーDS
ジャンル:モンスター育成RPG
プレイ人数:1〜8人(Wi-Fi対応)
国内売上:約130万本

DQMシリーズの転換点となった3D作品。ここから対戦重視の方向性が明確に進んでいく。

作品概要

少年ジョーカーがモンスターマスターとして大会を目指す物語。
ゲームシステムは従来のDQMを引き継ぎつつ、ダンジョン探索やスカウト、戦闘スタイルなどが大幅に進化。

人気の理由

  • 3Dフィールド×モンスター育成のワクワク感
  • モンスターごとの個性が際立つ対戦システム
  • オンライン環境登場で友達だけでなく全国のライバルと戦えた
  • 「これはポケモンに迫る育成RPG」と話題に

総評

DQMシリーズの基礎を再構築した革新的タイトル

第4位 ドラゴンクエストモンスターズ2 イルとルカの不思議な鍵(3DS)

発売日:2014年2月6日
機種:ニンテンドー3DS
ジャンル:モンスター育成RPG
プレイ人数:1〜8人(通信対応)
国内売上:約90万本

ゲームボーイカラー版『DQM2』のリメイクにあたる作品で、テリー3Dのシステムを発展させた完成度の高い一本。イルとルカの双子が主人公として冒険する。

特徴・魅力

  • 旅の拠点と異世界を行き来する王道モンスター育成RPG
  • スカウト・配合・スキル育成の戦略性が大幅進化
  • モンスター島や対戦環境などやり込み要素が豊富
  • オンライン対戦が盛り上がった時期のタイトル

評価

テンポと攻略性が改善され、DQMシリーズの中でも完成度の高さに定評があるタイトル

第5位 トルネコの大冒険 不思議のダンジョン

発売日:1993年9月19日
機種:スーパーファミコン
ジャンル:ローグライクRPG
プレイ人数:1人
国内売上:約80万本

ドラクエシリーズから生まれた外伝にして、ローグライク(ダンジョン探索型)RPGの人気を広めた歴史的作品。主人公はドラクエIVで登場した商人・トルネコ。

特徴・魅力

  • 死亡したらアイテムを失い最初からやり直しという緊張感あるゲーム性
  • 毎回マップが変化する自動生成ダンジョン
  • 「不思議のダンジョン」シリーズの原点
  • シンプルなのに奥深く、中毒性抜群

評価

この作品がなければ『シレン』シリーズも存在しなかったと言われるほど、ローグライクRPGの基盤を作った作品

第6位 ドラゴンクエストモンスターズ2 マルタの不思議な鍵(GBC)

発売日:2001年3月9日
機種:ゲームボーイカラー
ジャンル:モンスター育成RPG
プレイ人数:1〜2人(通信ケーブル対応)
国内売上:約78万本

DQMシリーズの中でも“原点からの正統進化”が高く評価される作品。シリーズとしての評価を定着させた重要作。

特徴・魅力

  • イル編・ルカ編の2バージョンで発売
  • モンスター配合と育成の面白さが確立
  • ストーリー性が前作より強化
  • シリーズファンからの評価が特に高い

評価

DQMブームを継続させ、子どもから大人まで夢中にさせたGB育成RPGの代表作

第7位 ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城

発売日:2015年2月26日
機種:PS3/PS4
ジャンル:アクションRPG(無双系)
プレイ人数:1人
国内売上:約73万本(合算)

ドラクエ外伝の中で最も成功したアクションRPG。
「無双シリーズ」で知られるコーエーテクモ(オメガフォース)との共同開発により、ドラクエ×無双の新ジャンルを開拓。

特徴・魅力

  • ドラクエ本編の敵や呪文を再現した爽快アクション
  • テリー、アリーナ、ゼシカなど人気キャラが多数参戦
  • シリーズの世界観を崩さない演出が高評価
  • 据え置き機として久々にファンを熱くさせた作品

評価

「初めてドラクエをアクションでやって楽しいと思った」という声多数。新規層を獲得した成功作

第8位 スライムもりもりドラゴンクエスト2 大戦車としっぽ団

発売日:2005年12月1日
機種:ニンテンドーDS
ジャンル:アクション+戦略
プレイ人数:1〜4人
国内売上:約70万本

“スライムが主役”という異色のスピンオフシリーズの2作目で、外伝の中でも特に評価の高い作品

特徴・魅力

  • 大砲×戦車×アイテム投げの戦略バトルが中毒性あり
  • アクションとしての完成度が高い
  • マルチプレイが盛り上がる“友達と遊ぶDQ”
  • 小学生〜大人まで幅広くヒット

評価

「スラもり2はガチで名作」という声が非常に多く、ファン評価はシリーズ中でもトップクラス。

第9位 ドラゴンクエストビルダーズ

発売日:2016年1月28日
機種:PS4/PS3/Vita
ジャンル:ブロックメイクRPG
プレイ人数:1人
国内売上:約68万本

ドラクエとクラフトゲームを融合した作品。
“もしも勇者が世界を救わなかったら…”というパラレルワールド設定が話題になった。

特徴・魅力

  • ドラクエ世界で街づくり・クラフトが楽しめる
  • シナリオがしっかりしておりRPG性も強い
  • 初心者にも遊びやすい丁寧なチュートリアル設計
  • 「創造の楽しさ」をRPGに融合させた実験的名作

評価

クラフトゲームでありながらストーリー性も評価され、“一気に遊びたくなるRPG”と人気に。

第10位 トルネコの大冒険2 不思議のダンジョン

発売日:1999年9月15日
機種:PlayStation
ジャンル:ローグライクRPG
プレイ人数:1人
国内売上:約65万本

初代から進化したシリーズ正統進化型のローグライクRPG
システムの完成度が飛躍し、プレイステーションを代表するダンジョンRPGに。

特徴・魅力

  • 風来のシレンに通じる“成長するローグライク”
  • アイテム図鑑や合成壺など、新要素が追加
  • 攻略性が高く、中毒性はシリーズ随一
  • じっくりこつこつプレイできる作りが人気

評価

外伝の中でも評価は非常に高く、「トルネコ2こそ最高傑作」というファンも多い。

第11位 ドラゴンクエストモンスターズ キャラバンハート

発売日:2003年3月29日
機種:ゲームボーイアドバンス
ジャンル:モンスター育成+旅RPG
プレイ人数:1〜2人(通信対応)
国内売上:約64万本

DQMシリーズ3作目にして、冒険型RPGの要素を強化した異色作
今作はモンスター配合だけでなく、「キャラバン育成」も大きな要素となっている。

特徴・魅力

  • 隊商(キャラバン)を率いる育成型RPG
  • 仲間モンスターだけでなく人間キャラも育成可能
  • カードシステムによる戦略要素
  • ストーリー性がシリーズ随一で高評価

評価

従来の「対戦重視型」ではなく、「物語と冒険を楽しむDQM」としてファンに支持された。

第12位 ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり

発売日:2016年5月27日
機種:PS4/PS3/Vita
ジャンル:アクションRPG
プレイ人数:1〜4人(マルチ対応)
国内売上:約60万本

前作の成功を受け、よりRPG要素を取り入れて進化した続編。
オンライン協力プレイ対応となり、アクションRPGとしての完成度が向上。

特徴・魅力

  • フィールド探索要素を追加
  • オンラインマルチに対応し協力プレイ可能
  • 仲間キャラの個性とスキルが充実
  • 前作以上に「ドラクエらしいRPG感」がアップ

評価

ドラゴンクエストの世界観と無双アクションが高いレベルで融合。
「ヒーローズシリーズの完成形」という声も多い。

第13位 ドラゴンクエストソード 仮面の女王と鏡の塔

発売日:2007年7月12日
機種:Wii
ジャンル:体感アクションRPG
プレイ人数:1人
国内売上:約50万本

Wiiリモコンを剣として使う体感アクションRPG
ドラクエ外伝の中でもかなり異色の作品ながら、当時のWii人気もありヒット。

特徴・魅力

  • “剣神ドラゴンクエスト”の流れを汲むアクション作品
  • Wiiリモコン操作による直感的な剣撃アクション
  • 物語は短めだが演出が濃い
  • 親子でも楽しめるRPGとして評価

評価

ストーリー性と演出の高さが魅力。Wiiの体感ゲーム時代を象徴する一本。

第14位 スライムもりもりドラゴンクエスト

発売日:2003年11月14日
機種:ゲームボーイアドバンス
ジャンル:アクションRPG
プレイ人数:1人
国内売上:約48万本

スライムが主役という可愛い世界観だが、アクション性が意外に高く遊びごたえがある作品。

特徴・魅力

  • スリングショットのように“引っ張って攻撃”
  • スライムのポテンシャルを最大限引き出した設計
  • 強力なボス戦もありやりごたえ十分
  • キャラクターゲームの成功例

評価

口コミ人気で売れた一本。続編の高評価(特に2)へ繋がった。

第15位 ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島

発売日:2018年12月20日
機種:PS4/Switch
ジャンル:ブロックメイクRPG
プレイ人数:1〜4人(マルチ対応)
国内売上:約45万本(パッケージ単体)

前作の進化版にして、ストーリーの完成度がシリーズ屈指と評価された作品。

特徴・魅力

  • シドーとの関係性が熱いドラマ性のある物語
  • 建築システムが改善され制作が快適に
  • オンラインマルチで街づくりを共有できる
  • 「創造」と「破壊」というテーマが秀逸

評価

海外でも評価が高く、ファン満足度の非常に高い続編

リメイク版 売上ランキング(国内)

ドラゴンクエストシリーズは、スーパーファミコン以降、DS・3DS・スマホ・Switchと幅広くリメイクされています。
単なる移植ではなく追加要素やシナリオ強化を含む“進化型リメイク”が多く、リメイク作品単体でも高い人気と売上を記録しています。

【リメイク】国内売上ランキング TOP10

順位タイトル国内売上本数(推定)機種発売年
1ドラゴンクエストIV 導かれし者たち約180万本PS2001年
2ドラゴンクエストIII そして伝説へ…約150万本SFC1996年
3ドラゴンクエストV 天空の花嫁約140万本PS22004年
4ドラゴンクエストVI 幻の大地約130万本DS2011年
5ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち約130万本3DS2013年
6ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君約100万本3DS2015年
7ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D約95万本3DS2012年
8ドラゴンクエストI・II約90万本SFC1993年
9ドラゴンクエストIII そして伝説へ…約87万本GBC2000年
10ドラゴンクエストIV 導かれし者たち約83万本DS2007年

あくまで国内パッケージ出荷+販売実績ベース。ダウンロード版含まず。

第1位 ドラゴンクエストIV 導かれし者たち(PSリメイク)

発売日:2001年11月22日
機種:PlayStation
ジャンル:RPG
国内売上:約180万本

ファミコン版をフルリメイクし、第6章の追加やクリフトの行動改善など大幅な改良を施した名作リメイク。

特徴・魅力

  • 美麗な2Dグラフィックへ刷新
  • キャラクターボイス要素(イベント演出)追加
  • AIの改善によりプレイ快適度向上
  • 第6章で“彼女”を救う追加ストーリーが話題に

第2位 ドラゴンクエストIII そして伝説へ…(SFC版)

発売日:1996年12月6日
機種:スーパーファミコン
ジャンル:RPG
国内売上:約150万本

リメイクとしては異例の超ヒット。
グラフィック、UI、呪文バランス、追加ダンジョンとシリーズ史上トップクラスに完成されたリメイク

特徴・魅力

  • 実質的に完全版と言える品質
  • しんりゅうが登場する隠しボス実装の先駆け
  • 追加演出でロト伝説の重みが増す
  • 後の携帯機・スマホ版のベースに

第3位 ドラゴンクエストV 天空の花嫁(PS2版)

発売日:2004年3月25日
機種:PlayStation 2
ジャンル:RPG
国内売上:約140万本

ファン人気No.1クラスのドラクエと言えばこれ。
3D化により臨場感が増し、「ビアンカ vs フローラ論争」が再燃。

特徴・魅力

  • 天空シリーズの中心的存在
  • 追加花嫁候補・デボラ(DS版)へ続く原点
  • 感情を揺さぶるストーリーは今も評価が高い
  • リメイクとして成功した代表例

第4位 ドラゴンクエストVI 幻の大地(DS版)

発売日:2011年1月28日
機種:ニンテンドーDS
ジャンル:RPG
国内売上:約130万本

SFC最後のドラクエ本編として人気の『DQ6』をDS向けにリメイクした作品。
オリジナル版の魅力を保ちながらも遊びやすさを大幅に向上した完成度の高い移植。

特徴・魅力

  • すれちがい通信で仲間モンスターが入手可能に
  • グラフィックの最適化とテンポ改善
  • 職業バランスが見直され育成しやすく
  • 会話システム追加でキャラの魅力アップ

評価

原作の良さを崩さず、現代向けに最適化された堅実リメイク。
「これで初めてDQ6をクリアした」というユーザーも多く、新規層の入り口として成功。

第5位 ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち(3DS版)

発売日:2013年2月7日
機種:ニンテンドー3DS
ジャンル:RPG
国内売上:約130万本

PSで発売された超大作RPG『DQ7』を3DSでリメイク。
ストーリー進行のテンポ改善UI刷新により、プレイしやすさが大幅向上。

特徴・魅力

  • 石板集めのストレスが軽減
  • キャラクターの表情演出が追加されドラマ性UP
  • 転職・熟練度システムはそのまま進化
  • すれちがい石板など長く遊べる設計

評価

「本来の名作が正当に評価された」と言われるリメイク成功例。
原作の良さを引き出しつつ改善された“理想のリメイク”。

第6位 ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君(3DS版)

発売日:2015年8月27日
機種:ニンテンドー3DS
ジャンル:RPG
国内売上:約100万本

PS2版の傑作『DQ8』を持ち運び可能にした3DS移植。
多数の追加要素で、ただの移植に終わらない進化型リメイク

特徴・魅力

  • 新キャラ(ゲルダ・モリー)がパーティ加入
  • イベントボイス追加でドラマ性アップ
  • 戦闘スピード・ロード時間が改善
  • 写真クエストなどやり込み要素も強化

評価

シリーズ屈指の人気作を携帯機で遊べる価値が高く、ファン満足度の高いリメイク。

第7位 ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D

発売日:2012年5月31日
機種:ニンテンドー3DS
ジャンル:モンスター育成RPG
国内売上:約95万本

※こちらは外伝ランキングにも登場したが、リメイク売上としても上位に入るためここでもランクイン。

特徴・魅力(簡易)

  • GB版の完全リメイクに成功
  • DQMシリーズの人気を復活させた立役者
  • 3DS世代の通信対戦を牽引した名作

第8位 ドラゴンクエストI・II(SFC版)

発売日:1993年12月18日
機種:スーパーファミコン
ジャンル:RPG
国内売上:約90万本

ファミコン時代の名作『ドラクエ1』『ドラクエ2』をセットでリメイクしたパッケージ。
グラフィック・サウンド・ゲームバランスの改善により、初代ドラクエの決定版とも言える完成度に。

特徴・魅力

  • 2作品が1本に収録されたコスパの高さ
  • グラフィックはFC版から大幅進化
  • 難易度が適正化され遊びやすくなった
  • シリーズ歴史を学ぶ入門作品としても優秀

評価

「ドラクエの原点」に触れたい人に最適なリメイク。
SFC時代を象徴する名リメイクとして高く評価されている。

第9位 ドラゴンクエストIII そして伝説へ…(GBC版)

発売日:2000年12月8日
機種:ゲームボーイカラー
ジャンル:RPG
国内売上:約87万本

SFC版のさらに移植・調整版として登場したGBC版ドラクエIII。
携帯機でも名作ドラクエIIIを遊べるようにしたことでヒット。

特徴・魅力

  • 追加ダンジョン、しんりゅうとの連戦など追加要素あり
  • モンスターコインやすごろく場など遊び要素が増加
  • コンパクトながら完成度の高い携帯版

評価

GBCでここまで作り込むのかと驚かれた一本。
GBC最高峰のRPGの一つとして知られている。

第10位 ドラゴンクエストIV 導かれし者たち(DS版)

発売日:2007年11月22日
機種:ニンテンドーDS
ジャンル:RPG
国内売上:約83万本

PS版に続く2回目のリメイク。
DS向けにシステムやUIを調整し、さらに遊びやすくなった『ドラクエIV』。

特徴・魅力

  • データベースUIや会話システムが改良
  • すれちがい通信対応の「移民の町」
  • PS版の良さを維持しつつ軽量化に成功

評価

PS版に続いて評価の高い良リメイク。
DSで本編を揃えられる安心感が評価された。

まとめ:ドラクエは「時代とともに進化した国民的RPG」

国内売上ランキングから見える事実はとても明確です。

  1. ドラクエはハードを動かす力を持つシリーズ
    SFC・PS・DS・PS2・3DS…あらゆる世代のゲーム機で「本体ごと売れるソフト」として市場を牽引。
  2. RPGの進化と共に歩んできたタイトル
    • ドラクエ1・2(RPGの基礎を作った時代)
    • ドラクエ3(冒険RPGの完成)
    • ドラクエ5・6(物語性と自由度の追求)
    • ドラクエ8(3D進化)
    • ドラクエ9(通信・マルチ化の成功)
    • ドラクエ11(原点回帰と進化の融合)
  3. 外伝作品の成功によりシリーズの広がりが生まれた
    モンスターズが対戦育成文化をつくり、トルネコ/シレンがローグライクを普及、
    ビルダーズやヒーローズでジャンル拡張に成功。
  4. リメイクの質が高く、世代を超えて遊ばれ続けている
    リメイク売上もランキング上位に入り、「いま遊んでも面白いRPG」というブランドを確立。

ドラクエシリーズの売上から見える人気の構造

人気を支えた要素内容
世界観勇者の旅・仲間・成長という普遍的テーマ
音楽すぎやまこういち氏によるドラマチックな旋律
シナリオシンプルで感情に訴える物語
ゲーム性わかりやすく、奥深いバトル設計
文化性ファミ通・CM・世代共有など「国民的」な広がり

まだドラクエを遊んだことがない人へ

今回のランキングはドラクエシリーズに触れるためのガイドラインにもなります。

  • ストーリー重視派 → ドラクエ5 / ドラクエ11
  • 冒険の自由度重視派 → ドラクエ3 / ドラクエ6
  • 新しさと伝統のバランス重視 → ドラクエ8
  • やり込みたい育成派 → ドラクエ9 / DQMジョーカー2
  • 家族や友達と遊びたい派 → DQMシリーズ / ヒーローズ

どの作品から遊んでも、きっと好きな作品に出会えるはずです。

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